皆様は『MFi認証』という言葉はご存知でしょうか?
皆様が使用しているiPhoneの充電ケーブル『Lightningケーブル』などのApple製品周辺アクセサリに関係しており、iPhoneやiPadなどのApple製品を使用するユーザーにはとても大切なものです。
実はこれ・・・Apple機器を安全に使用するためには欠かせないものなのです!
ですがこのMFi認証製品と対となる『MFi非認証製品』も存在しております。
この2つはいったいどういった違いがあるのでしょうか。
今回はこのMFi認証についてご紹介します!
Contents
MFi認証とは?
MFiとは『Made For iPhone/iPad/iPod』のこと。
『iPhoneやiPadなどの機器のために作られた製品』という意味であり、Appleが定める性能基準を満たしている製品にのみある証です。
Appleが「安心して使用ができますよ」としている認定品というわけですね。
MFi認証ロゴ
MFi認証を受けている製品の区別はパッケージに『MFiロゴがついているかどうか』で判断が可能です。
Lightningケーブルなどの製品のパッケージを見ると目立つ位置にこのMFiロゴがあるので購入の際にはその製品が認証品なのか非認証品なのかを判断することが可能です。
またロゴのデザインには現行のデザインと旧デザインのものがあります。
旧デザインのものはなかなか目にすることはないと思いますが、アクセサリが古いものだった場合は旧デザインの可能性があります。
出典:9to5Mac
どのような製品にMFiロゴがある?
MFi認証ロゴが付いている製品の代表的なものはLightningケーブルが挙げられます。
iPhoneを充電/データ転送するためのケーブルですね。
その他にもLightningイヤホン、ケーブル内蔵型モバイルバッテリーなど直接Lightning端子に接続する機器にMFi認証ロゴが付いています。
MFiロゴの無いアクセサリ
近頃は100円などで購入できるLightningケーブルもあり、「100円で充電ケーブルあるし、これで十分だ。」と『安価』という魅力でそういったケーブルを選んでしまう事もあるかと思います。
ですがMFi認証を取っていない製品は安価と引き換えにトラブルが多く、場合によってはiPhoneが壊れる原因にもなります。
最悪の場合は修理が出来ずiPhoneの買い替えが必要といった事態にもなるので、安心・安全なMFi認証が取れているケーブルなどを使用するのがおすすめです。
ネット通販などではMFi認証が取れていないのにも関わらず『MFi認証』と書き商品検索にヒットするようにしている製品や、認証の取得をしていないのに『MFi認証品』と記載しているケースもございます。ご注意ください。
MFi非認証のアクセサリーを使うリスク
これはApple公式サイトでも『Lightningコネクタアクセサリの偽造品や模倣品を識別する』というページで公開がされており、そこには使用することで起こる問題が下記のように記載されています。
Lightning アクセサリの偽造品や模倣品を使うと、以下のような問題が生じるおそれがあります。
- デバイスが損傷する場合がある
- ケーブルが損傷しやすい
- コネクタの端子が外れる、非常に熱くなる、またはデバイスにしっかりと収まらない
- デバイスを同期または充電できない
iOSアップデート後に使用ができなくなる
MFi認証を取得していないアクセサリには純正のチップが使用されていません。
なので購入時は使用が出来ていたとしてもiOSのアップデート後には使用が出来なくなってしまう可能性があります。
ケーブルをiPhoneに接続した際にエラーメッセージが出てしまい突然今まで使用していたアクセサリが一切使用できなくなる、といったお声を聞きます。
充電ができなくなってしまう
上記のエラーメッセージが表示されなくてもMFi非認証ケーブルを使用していたためiPhoneの充電が一切出来なくなってしまうケースもございます。
これは非認証ケーブルが認証ケーブルと違って『適切な電圧、電流が流れない』ため本体が故障してしまうことが原因です。
その他にもケーブルのプラグ部分の厚みがMFi認証ケーブルより分厚くなっているケーブルがあり、それを差し込むことでiPhoneの充電口が広がってしまい接触が悪くなってしまい充電が出来なくなっている方もいらっしゃいます。
こういったトラブルの数々は何の前触れも無く起きてしまうので「昨日まで普通に充電できていたのに・・・」とケーブルが原因と気づかずにいる方も見受けられます。
iPhone本体に様々な悪影響が出る可能性も
その他にも様々な機能に支障が出てしまう可能性があります。
指紋認証(Touch ID)が使用できなくなる、画面が表示されなくなってしまうなど様々な可能性があります。
最悪の場合は本体からの発火やショートが起きた事例もありますので、『安価』に惑わされずにApple純正Lightningケーブル、MFi認証済みLightningケーブルの使用をおすすめします。
iPhoneが壊れた場合は・・・
万が一MFi非認証ケーブルを使用していてiPhoneが壊れてしまった場合でも修理が可能な場合がございます。
ケーブルの影響で充電が出来なくなってしまった場合や、ケーブルの影響で充電口の形状が変形してしまった場合は『ライトニングコネクタ(充電口)』の部品を修理で取り替えることで再び充電が出来るようになることがあります。
こちらでスマホバスターでのライトニングコネクタの修理料金をご確認いただけます。
ですが場合によっては電圧・電流の影響で部品交換での修理でもお直しが出来ない場合もございます・・・。
そういった場合には残念ですが本体の交換もしくは買い替えしか選択肢がなくなってしまうこともございます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今やどこでも購入が可能なiPhoneの充電ケーブルですが、MFi認証を取得しているかしていないかで大きな違いがあることがわかったと思います。
「100円など安い金額で買ったケーブルのせいで本体が壊れ、結果数万円の修理費がかかった」となってはもったいないので、多少金額は高くてもiPhoneの充電ケーブルはApple純正品やMFi認証品を選ぶほうが結果的に安くつきますね。
MFi認証ケーブルを使用し、iPhoneを安心・安全に使用しましょう!