泉佐野店にお越し下さいましたお客様のiPhone修理をご紹介いたします。
お使いの機種はiPhone7です。
iPhoneのバッテリー残量の減りの早さにお悩みでバッテリー交換依頼を頂きました。
端末自体は4年程使用を続けているそうですがバッテリーの交換をするのは今回が初めてだと仰っておられました。
お客様のiPhoneのバッテリー最大容量はお預かり時点で87%と設定上で確認が取れました。
数値的には”交換基準である85%”よりも上回っていますが、もう一つの交換基準である”端末使用期間約2年”を大幅に越えていることから恐らく設定で確認ができる最大容量の表示が正しいものではなくなっていると予想ができます。
お客様からさらにお話を伺うと「iOSのバージョンアップをしてから減りが早くなった気がする」というお声が。
これは全然あり得るお話です。
そもそもiOSのアップデートは機能面の更新は”ほとんど現行機種向け”となっています。
直近のiOS15.4だと『マスク越しでのFaceIDが使用できる』機能などがありますが、このような機能はiPhone12以降のモデル限定の機能となっています。
要するにiPhone7や8ではアップデートをしても機能は使えないということです。
それだけではなく、iOSアップデートは旧機種にはそうとうな負荷をかけることとなるので、『新機能は使用できないのにバッテリーの減りだけ早くなる』となってしまう方がほとんど…。
よっぽどの理由が無い限りは旧機種利用の方はiOSアップデートは避けた方が端末の不具合発生を防ぐことが可能です。
ただ、iOSアップデートはセキュリティ面の強化は全iPhone向けとなっています。
セキュリティ面を向上させ、端末の不具合発生のリスクを負うか…この選択は慎重に調べた後に行うのが吉ですね。
20分ほど端末をお預かりしバッテリーの交換は完了し、最大容量は100%に更新されました。
端末から取り外したバッテリーを店頭で用意をしているテスターで計測したところ最大容量は75%でした。
約10%も表示に誤差が出ている状態…こういった表示されている情報と実際は違っていることは珍しくはありませんので、設定画面だけで判断は厳禁です!
2年以上使用しているiPhoneのバッテリー最大容量が85%以上となっている場合はバックアップを取った後、バッテリー交換を検討しましょう!