泉佐野店にお越し下さいましたお客様のiPhone修理をご紹介いたします。
お使いの機種はiPhone8です。
「iPhoneの画面を割ってしまい、映像も見えなくなってしまった」と修理のご依頼を頂きました。
端末を拝見させていただくとガラス面は端末全体に広がっており、端末左半分が特に酷く割れたガラス破片がボロボロと剥がれ落ちてしまいiPhoneの内部が露出している状態でした。
また、破損は液晶ディスプレイにも起こっており表示されている映像の全域が黄色や緑の線の表示になっており、既に何が表示されているかわからない状態となっていました。
この様な画面表示になったのは昨日のお昼頃らしく、”当日修理はせずに今日に至る”との事です。
30分ほどお預かりし修理は完了しました…が、修理後に表示された液晶画面には「iPhoneは使用できません」の文字が。
この表示が出てしまった場合は残念ながら内部のデータは一度初期化しないとiPhoneを使用することが不可能となります。
このメッセージは何が原因で表示されてしまったのかと言いますと、これはiPhoneを他人に見られないようにするためのパスコードロックを決められた回数間違えて入力してしまうと表示されてしまう画面です。
数回間違えてしまうと「5分後に再入力を~」「10分後に再入力を~」とパスワードを入力するためのクールタイムが伸びていくのですが、既定の回数入力間違いを起こしてしまうとクールタイムが設けられずiPhoneを初期化しないと使用ができない”完全に盗難ロックがかかった状態”になってしまいます。
そうなってしまった場合はそこからデータを取り出すことは不可能なので、実質データはすべて消えてしまう事となります。
今回のお客様のように”液晶破損が起きている画面”ではタッチの誤作動が同時に起こってしまっている方が多く、知らず知らずのうちに勝手にパスコードの打ち間違えが発生してしまいこうしたトラブルが起こってしまうといった感じです。
こうした事態を回避するためには画面破損が起きた際は早急に修理をする、または画面破損が起きてすぐに修理ができない場合はパスコードロックをオフに切り替えることです。
今回お客様はiPhoneの画面が壊れた当日ではなく一日経過してから修理に持ち込まれました。
もしも破損した当日に修理をしていれば大切なデータは残ったままだったかもしれませんね…。
普段からパスコードロックを設定されている方はご注意ください。