神戸三宮駅前店にお越し下さいましたお客様のiPhone修理をご紹介いたします。
お使いの機種は「iPhone12mini」です。
端末を5日前に川に落としてしまい水没してしまったのですが、その時は大きな不具合が出なかったためそのまま使っていたところ急に画面が真っ暗になってしまったそうです。水没で症状が悪化してしまうと復旧率はかなり低くなります。しかし、電話などをかけると通知音はするなど反応があるため、まだ復旧の可能性がありそうです。
では、早速修理作業に入らせていただきます。今回は水没している端末のため動作確認で症状がさらに悪化してしまうことを防ぐためすぐ清掃作業に取り掛かります。端末内部を開けてみると5日前に水没しているというお話しでしたが、やはり水分がかなり残っている様子でした。そのため一通り水分を取り除き、錆びてしまっているパーツは錆び取りの作業をさせていただきます。清掃作業が完了後は端末を起動させて破損箇所を調べる作業になります。この段階で端末が起動しない場合は復旧することは難しくなってきます。今回の端末は奇跡的に起動させることに成功しました。作業後動作確認でも有機ELパネル以外に破損個所は見つかりませんでした。
正直、今回は水没から修理までの対応としてはかなり悪い状況だったと思います。水没した端末をそのまま使用すると内部に残っている水分でショートしてしまいます。交換可能パーツが破損する場合は今回のように復旧することがあるのですが、ショートした場所が基板(メインボード)になると簡単には修理することが出来なくなります。特に水没は症状が遅れて出る場合があるので「今」使えているからと放置するのは危険です。また自宅で自然乾燥をさせて使用する場合も注意が必要です。乾燥する際にスマホ内部の金属が錆びてしまい不具合を起こすケースもあるからです。基本的に水没した際は修理業者に清掃作業を依頼いただくことをオススメします。iPhoneやAndroidの故障やトラブルでお困りの際は当店スマホバスターにご相談ください。