皆様こんにちは。
iPhone修理スマホバスター泉佐野熊取店です。
今回も当店にご依頼いただきましたお客様の修理端末の様子を写真と共にご紹介いたします。
熊取町よりご来店いただきましたお客様の使用端末は
Google Pixel 6 (2021年10月発売)
です。
購入してから今までバッテリー交換をせずに使用していたところ突然バッテリーが膨張してきてしまい画面が浮き上がってきたとの事。
劣化したバッテリーは夏場の気温で特に膨張を引き起こす可能性が高くなってしまうので注意が必要です。最悪の場合は火事の原因にもなってしまいます…。
端末破損の様子
内部のバッテリーが膨張してしまい、端末の画面が浮き上がって隙間が生じています。
このままの使用はもちろん内部のバッテリーの破裂による発火、また内部へのほこりや水の侵入による破損、画面部品の破損なども引き起こす可能性があります。
修理の様子
Google Pixel 6のバッテリーを交換する際にはまず画面を取り外す必要があります。
画面は画面裏(写真赤枠部分)をぐるっと一周強力にテープで接着されているので、テープの粘着をヒートガンなどを用いて弱めながら慎重に作業を進めます。
この手順を強引に行ってしまうと画面破損に繋がり、画面が割れてしまったり映像が映らなくなってしまいます。
「バッテリーを交換するつもりが画面修理も必要になってしまった」とならないように時間をかけゆっくり取り外していきます。
今回はバッテリー膨張により画面が浮き上がってきていた為画面の取り外しは容易でした。
画面の四方の接着が取れたらディスプレイケーブルを取り外します。
赤丸箇所にディスプレイが接続されています。
こちらも断線に気を付け慎重に作業を進めましょう。
画面を取り外した後もすぐにバッテリーを取り外せる造りにはなっていません。
まず各ネジを取り外すために矢印3カ所の黒いグラファイトフォイルを剥がします。
剥がしにくい場合は軽くヒートガンで温めることで粘着力が低下し剥がしやすくなります。
フォイル類が剥がし終えた後は基板を保護しているカバーを取り外すために赤丸8カ所と青丸1カ所の計9本のネジを取り外します。青丸箇所のネジだけはネジの長さが別となっているので取り外し後の保管には注意しましょう。
Google Pixel 6はトルクスT3ドライバーを使用して外すネジが使用されているのでプラスやマイナスドライバーではネジが取り外せません。
プレートを取り外すことでようやくバッテリーを取り外すことが可能になります。
バッテリーは赤丸箇所で接続されているのでコネクタを取り外しバッテリーを外します。
バッテリーは裏面に両面テープで接着されています。取り外しにくい場合は端末背面を軽く温めることで粘着力を弱めることが可能です。
取り外し後のバッテリーの裏側を見ると外装が破けているほど膨張していたことが確認されました。
危うく発火・発煙の危険もある程でしたので今回修理にお持ちいただけて本当によかったです。
まとめ
バッテリーの膨張の主な原因は
・劣化したままでの使用
・バッテリーの水濡れ
・端末落下の衝撃
が考えられるのですが、今回のお客様の端末は「劣化したままでの使用」が考えられます。
「バッテリーの減りが早くても問題なく使えているし、充電しながら使えばいいや」と交換を疎かにしてしまうとこの様にバッテリーが膨張してしまい、酷い場合は端末自体が破損してしまい修理が不可能になる可能性もあります。
また最悪の場合は膨張したバッテリーが発火してしまい火事の原因にもなってしまいますので、バッテリーの劣化を感じた際はバッテリー交換をして安全な状態でスマホを使用する事が望ましいでしょう。
当店スマホバスターではiPhone/Androidスマホ/iPadのバッテリー交換を承っておりますので、お困りのお客様はどうぞお気軽にご相談くださいませ。