皆さま、こんにちは。スマホバスター三宮店です。
本日は、神戸市中央区からご来店いただいたお客様のiPad端末修理事例をご紹介いたします。
今回お預かりした端末は iPad Pro 9.7インチ(2016年3月31日発売)です。
ある日、端末を使おうとしたところ、まったく起動しなくなってしまい、充電器を接続しても反応がない状態でした。
突然電源が入らなくなりご不安に思われ、当店へご相談にお越しくださいました。
iPad Pro 9.7インチは発売から年数が経過しているため、バッテリー劣化が原因で起動しなくなるケースも多く見られますが、状況によっては基板故障の可能性も考えられます。
まずはバッテリー交換から試してみることをご案内し、お客様にもご了承いただいた上で修理を進めることになりました。
またお客様からは「旅行の写真が入っているので、できればデータを救出してほしい」とのご要望もいただきました。
修理の様子
iPadは画面側から分解していきます。
ヒートマットを75°Cに設定し、約5分ほど温めます。今回の端末は液晶一体型パネルのため、画面取り外しの際はエタノールは使用せず作業を行います。
十分に温まったら、ピックやカードを差し込み、液晶パネルを割らないよう慎重に画面を取り外します。

次に、EMIシールドを固定している11本のプラスネジを取り外し、ヒートガンでシールドを軽く温めてから取り外します。

続いてバッテリーコネクターのプラスネジを外し、先ほど使用したカードをバッテリーとコネクターの間に差し込むことで、画面側の電源を遮断します。

画面コネクターを固定している3本のプラスネジを取り外し、3つのコネクターを外して画面を本体から完全に分離します。

その後、バッテリー左側中央にある粘着テープをはがし、スマートコネクター部分のプラスネジとプレートを取り外してコネクターを外します。
最後に、再度ヒートマットでiPad背面を温めます。
約5分ほど経過したら、基板下にスパジャーを差し込み、バッテリーを浮かせていきます。スパジャーを差し込んだ状態で、バッテリー下にエタノールを少量流し込み、粘着を弱めながら慎重に取り外します。
古いバッテリーを取り外し、新しいバッテリーを取り付けます。
動作確認を行い、問題がなければ元の状態に組み戻して修理完了です。
まとめ
修理時間はおよそ3時間で完了しました。
今回は互換品バッテリーを使用して交換を行いました。
修理後は無事に電源が入り、iPadも正常に動作する状態に復旧しました。
お客様からは
「データだけでも取り出せればと思っていましたが、しっかり動くようになったので、このまま使い続けようと思います。ありがとうございます!」
という嬉しいお言葉をいただきました。