ガラス割れは当店でも一番多い修理事例になり約7割ほどがフロントパネル交換修理になります。
このお客様はもともとiPhoneを落として本体の端っこにだけ少し割れがあったみたいで、初めはあまり気にされていなかったようなのですが、使用していると段々とヒビが伸びてきてこのままではひどい状態になってしまうかも?と思ったそうで修理に出されました。
こういったことって実はよくあることなんですよね。
本体の端っこだけの割れだけだったら使用には全く問題がないわけですし、そのまましばらく使用していると段々とクモの巣状などに割れが悪化してきて、しまいには亀裂の入った部分に無理な圧がかかってしまうと、液晶が割れてしまい表示されなくなってしまったりします。
表示されなくなるだけなら液晶交換で対応が可能ですが、液晶が損傷をしてしまうとタッチ操作まで以上が起こってしまい表示されない上に、
ゴーストタッチが発生してしまい内部で例えばパスコードのある部分の数字だけをずっと押し続けるというバグが起こってしまうということがあります。
そうなってしまうとその本体は「このiPhoneは使えません iTunesに接続」という表示が出てしまうことが有るのですが、これは一定数パスコードを間違えてしまった場合に出てしまう表示で、この表示が出てしまった場合その端末は初期化にしないともう使えません。
要は万が一バックアップを取っていないとデータはすべてなくなってしまうということです。
そういった感じに初めは何も問題ないと思って使い続けていたらこのような最悪の事態になってしまう可能性がありますので、私達は可能な限り早い段階で修理を推奨しております。
では、早速修理の解説に行きましょう。
割れの感じはそこまでひどくないですが左上の欠けから右下に向かってヒビが伸びているのがわかるかと思います。
充電差込口にパネルを止めるネジ(2本)がありますので、それを外し防水パッキンをきれいに剥がしてフロントパネルをめくった状態がコチラです。
本体とつながっているケーブルは計3本で、左側がインカメラのケーブル。右側がフロントパネルの液晶/タッチセンサーケーブルになります。インカメラのケーブルには近接センサー(通話時にご作動が起こらなくなるように画面が自動で消える機能)やイヤースピーカーが繋がります。
また、ホームボタンケーブルはフロントパネルの液晶部分からセンサーケーブルが紐付いておりましてそちらに紐づきます。
iPhoneの内部ってこんな感じになっています。初めて見る人も多いのでは?
よくお客様に「内部を一回見せてほしい」と言われ、この状態のiPhoneを見せると「おお!すごい!こんなふうにiPhoneってなっているんですね。」とよく言われます。
各パーツを取り外していくのですが、細かく注意しないといけない部分が何点もあります。まず上記写真の上部にはインカメラのケーブルと、イヤースピーカーがついていますがイヤースピーカーはカバーを取り外したあと、取り外すだけですがインカメラケーブルには近接センサーがついており、固定されているので取り外しには細心の注意が必要になります。
また、ホームボタンケーブルを外すときもかなり注意しながら取り外さなければいけません。ホームボタンはタッチIDの機能が搭載されているので、万が一ケーブルを引っ掻いて損傷をおわしてしまうとタッチIDの機能が失われてしまいます。
そういったことを注意しつつ新しいフロントパネルに各パーツを移植し修理は完了です!!!
お渡し時に新しくなったiPhoneを見てお喜びの笑顔を頂き大変嬉しく思います。
スマホバスター難波(なんば)店では、iPhone修理歴6年のベテランスタッフが常駐しておりますので、お客様のiPhoneの不具合を的確に割り出し、適正な修理・適正な価格で対応させていただきます。
iPhoneのパーツによる故障でしたらどんなことでも修理対応可能ですので、まずはお気軽にご相談くださいね。