今回ご紹介いたします修理依頼はiPhone8のバッテリー交換依頼です。
お客様は「バッテリーの調子が悪くてすぐに充電が減るし、20%あるのに電源が落ちたりする。」とおっしゃられていました。
3年以上使っているそうで、その間一度もバッテリー交換をされたことがなかったそうです。
使用期間で言うと2年、バッテリーの最大容量で言うと80%が寿命だと説明して設定からバッテリーの状態を確認しました。
設定での表示は80%となっていましたが、重要なメッセージというのが出ており「バッテリーが著しく劣化している」という表示が出ていました。
このメッセージは文字通りバッテリーがかなり劣化しているときに出るもので、大体70%台や60%台の端末に多く見られます。
なので今回は恐らくバッテリーの劣化が原因で最大容量の表示に誤差ができていると考えられました。
お客様には上記の通りお伝えしてバッテリーを交換する際の注意事項と料金を説明し、一緒に動作確認を行い修理作業に入りました。
作業は30分ほどで完了し、お客様と一緒に動作確認を行い問題なくお返しすることができました。
お客様の端末から外したバッテリーを当店のバッテリーテスターで測ってみると最大容量の部分が76%と表示されており、寿命は過ぎているが著しく劣化しているわけではないのがわかりました。
可能性としては、本体基盤が劣化しているせいでメッセージエラーが出てしまっていたか、充電回数が1000回を超えておりその充電回数が多いことによってバッテリーが劣化してしまっていた、の2通りが考えられました。
本体基盤の劣化ならまた不具合が出るかもしれないこと、充電回数によるバッテリー劣化なら充電回数を減らすか2年過ぎた時点で交換する方がいいこと、を説明してお渡し完了しました。