泉佐野店にお越し下さいましたお客様のiPhone修理をご紹介いたします。
お使いの機種はiPhone11です。
端末を拝見させていただくと貼られていたガラスフィルムは割れていましたが、端末自体のガラス面の割れは無い状態でした。
しかし液晶ディスプレイ部分は破損が起きており、画面全体は真っ暗になっており所々に表示不良による白い縦線が表示されているだけでした。
データのバックアップなどもしていないのでこのままでは買い替えもできない事から画面部品を交換し修理をすることに。
30分ほど端末をお預かりし修理は完了です。
しかし修理後の画面には「iPhoneは使用できません 5分後にやり直してください」の文字が表示されました…。
これはiPhoneを他人に見られないようにするためのパスコードロックを決められた回数間違えて入力してしまうと表示されてしまう画面です。
お客様のiPhoneは液晶破損が起きている状態だったのでタッチ反応が勝手に誤作動してしまい触れていないのに勝手にパスコードが入力されていたのでしょう。
数回間違えてしまうと「5分後に再入力を~」「10分後に再入力を~」とパスワードを入力するためのクールタイムが伸びていくのですが、11回入力間違いを起こしてしまうとクールタイムが設けられずiPhoneを初期化しないと使用ができない”完全に盗難ロックがかかった状態”になってしまいます。
そうなってしまった場合はそこからデータを取り出すことは不可能なので、実質データはすべて消えてしまう事となります。
今回表示された「5分後にやり直してください」はこうした症状の初期段階の状態です。
もしももう少し修理するのが遅かった場合はもしかするとデータを失っているところだったかもしれないですね…。
こういった事態を回避するためには画面破損が起きた際は早急に修理をする、または画面破損が起きてすぐに修理ができない場合はパスコードロックをオフに切り替えることです。
パスコードロックを設定されている方はご注意ください。