皆さんはiPhoneの『ストレージ』を知っていますか?
アプリをたくさん入れられてる方や画像や動画を大量に保存している方は「iPhoneストレージがいっぱいです」というメッセージを一度は見たことがあるかもしれません。
今回はそのiPhoneの『ストレージ』について徹底解説していきます。
Contents
iPhoneの『ストレージ』とは?
ストレージとはiPhone内のデータを保存できる部分の事を言います。
アプリやiOS、画像・動画やドキュメントファイルなど全てのデータが入っています。
64GB~1TBまでそれぞれの機種で選べる容量が変わります。
ストレージ状況の確認方法
下記の方法でストレージの空き容量と、どのアプリにどれくらい容量を使っているかを確認することができます。
- 「設定」
- 「一般」
- 「iPhoneストレージ」
アプリ以外にも画像・動画やシステム等にどれくらいの容量を使っているのかも確認が出来ます。
グラフの下には、上から容量が大きい順に並べられていて上の画像ではゲームが一番多いというのが分かりますね。
その他とは
上の画像にもあるその他とは以下のファイルのことです。
- 削除できないログやキャッシュ*
- Siri の音声、フォント、辞書などの削除できないモバイルアセット
- キーチェーンや CloudKit データベース
*キャッシュとは、音楽やビデオなどを再生したり、表示したりする時に作成されるファイルです。そのキャッシュがあれば音楽やビデオなどをもう一度再生する時に、時間がかからないようになります。
快適に使うには必要なファイルなのですが、そのままにしておくと容量を圧迫してしまうことも。
そのためiPhoneやiPadなど、デバイスの容量が不足していると、このキャッシュファイルと一時ファイルが自動的に削除されます。
その他の減らし方
その他のデータは定期的に削除され整理されると言われていますが、すぐに容量を空けたい方は以下の方法を試してみてください。
- 端末の再起動
再起動を行うことでデータの整理が行われる場合があります。 - 初期化と復元を行うことでその他は消える可能性が高い
データを全て購入前の状態に戻す初期化を行えばその他のデータも消える可能性があります。
詳しい手順は以下をご確認ください。
ストレージがいっぱいだと起こること
パソコンでもよくありますが、iPhoneのストレージがいっぱいになるとトラブルが起こってしまう場合があります。
どんなトラブルが起こるのかご紹介します。
- 動作が重くなる
これはパソコンでもよくありますが、容量がいっぱいになると動作が重くなります。
アプリを開いたりネットで検索したり通信するのに時間がかかったり、タッチしても反応が遅くなったりします。 - 起動不可になる
起動不可の主な原因は以下の2点が挙げられます。
①iPhoneは削除できないログやキャッシュなどをその都度保存しています。
定期的に自動で整理されるのですが、空き容量がない状態で整理が間に合わなかった場合システム的なエラーを起こしてしまいます。
②またiOSなどのアップデートを容量不足のまま行うと失敗してしまいエラーを起こしてしまいます。※よくある起動不可の症状はリンゴループという症状で、再起動時にリンゴマークが繰り返し出続けてしまう症状です。
この状態になると最悪の場合iPhoneの初期化が必要になることがあります。
https://iphone-support-osaka.com/blog/blog-8425/
ストレージの減らし方
ストレージの空き容量を増やすには現在保存しているデータを削除するしかありません。
なにがいらないかは人それぞれ違う為、以下の方法で空き容量を確保しましょう。
画像・動画を削除
画像と動画は削除しても完全に端末から消えたわけではありません。
「最近削除した項目」という場所に一定期間保存されます。
この「最近削除した項目」から削除することで初めてデータが消えます。
万が一の誤操作による写真/動画の削除に備えデータのバックアップを取っておくのがいいでしょう。
https://iphone-support-osaka.com/blog/blog-11650/
アプリを削除する
インストールしているアプリで使ってないアプリはありませんか?
使っていないアプリがあるならそれをアンインストールすることで空き容量を増やすことができます。
画像の「Appを取り除く」でアプリのみをアンインストールできます。
一時的に使わなくなったけどまた使うかもしれないアプリなどはこれでデータを残したままアプリを消すことができます。
画像の「Appを削除」ではアプリを含むすべてのデータを削除することになります。
データが消えても問題ない場合はこちらの方がより多く空き容量を増やすことができます。
最終手段「容量の多いiPhoneへの機種変更」
これは最終手段ですが、必要のないデータを全部消し終わってもデータ容量がなお多く動作に影響を及ぼす場合は、容量の多いiPhoneに買い替えましょう。
2021年11月現在AppleStoreで購入できるiPhoneの容量をまとめました。
購入を検討される場合は是非参考にしてみてください!
機種 | 容量 | ||||
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
iPhone11 | 〇 | 〇 | × | × | × |
iPhoneSE | 〇 | 〇 | × | × | × |
iPhone12/12mini | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
iPhone13/13mini | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
iPhone13Pro/13ProMax | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
さいごに
いかがでしたか?
ストレージをある程度空けておくことでiPhoneを快適に使うことができます。
ストレージ容量がいっぱいになると復旧不可能な不具合が出る場合もありますので、定期的にストレージを確認し空き容量を確保するようにしましょう!