iPhoneに搭載されている『近接センサー』はご存知ですか?
初めて名前を聞いた方もいるかと思います。
ですがiPhoneで通話をしている方は必ず一度は使用している機能なんです!
今回はこの通話中に大切な働きをする『近接センサー』について解説いたします。
近接センサーの働き
iPhoneに搭載されている『近接センサー』。
その近接センサーとはどのような働きをするかといいますと、『通話中の誤タッチ防止』の役割があります。
iPhoneで通話をする際iPhoneを耳に当てると画面が真っ暗になりタッチ操作ができない状態になります。
この耳に近づけるという行動で近接センサーが働き画面を暗転させているんですね。
なかなか知られてはいない機能の一つですが、通話中に耳が当たり通話を切ってしまうといったトラブルの防止になっています。
近接センサーの場所は?
そんな近接センサーはいったいiPhoneのどこにあるのでしょうか?
では早速答えを発表します…
iPhoneのシリーズによっては場所が変わっていますが、iPhone6やiPhone8のようなホームボタン搭載機種はイヤースピーカーの上部、iPhoneXやiPhone11のようなホームボタンが非搭載の機種はイヤースピーカーの左横に搭載されています。
この部分が通話時に耳で塞がれることによって画面が暗転する仕掛けです。
近接センサーの動作確認方法
近接センサーの動作の確認方法はとても簡単です。
通話をしている際に指でセンサー部分を覆うだけで確認ができます!
ご契約されている携帯キャリアの無料開通テストの番号を使用して確認するといいでしょう。
docomo/au/楽天モバイル:111
SoftBank/Y!mobile:11111
LINE通話でも確認は可能です。
【注意】通話音声を下部スピーカー出力状態にしていると近接センサーは働きません。
必ずイヤースピーカーからの出力状態で行いましょう。
近接センサーの故障
上記の確認方法をしても画面が暗転しない場合は『近接センサーの故障』の可能性があります。
近接センサーはiPhone非正規修理店でも修理が可能な部分ですのでご安心ください。
ここからは近接センサーの外観、修理方法、修理料金を説明いたします。
近接センサーの外観
画像の印を付けている部分が近接センサーです。
iPhone6やiPhone8などのホームボタン搭載のiPhoneは近接センサーはiPhoneのインカメラ部品に付属しています。
なので非正規店での修理の場合は『近接センサー修理』ではなく『インカメラ修理』のメニューが適応になります。
iPhoneXやiPhoneXSなどの顔認証搭載機種はイヤースピーカー部品に近接センサーが付属しています。
なのでこちらは『スピーカー修理』のメニューが適応になります。
近接センサーの修理方法
近接センサーの破損の原因のほとんどが落下などの衝撃による破損です。
センサー付近はカメラなど特にデリケートなパーツが多いため画面割れが影響で内部で断線してしまっていたり、センサーそのものが破損してしまっている事が多いです。
修理の方法は
- iPhoneを分解
- 壊れてしまった近接センサーを取り除き交換
- 組み立て
以上の3工程になります。
修理の際は分解が発生するので画面修理やバッテリー交換時と同様『防水テープ』の貼り直しがオススメです。
近接センサーの修理料金
近接センサーの修理料金はiPhoneの機種ごとに異なります。
下の表はスマホバスターでの近接センサーの修理料金です。
※料金は2022年4月時点のものです。
iPhoneSE(第1世代) | インカメラに付属 | 5,478円(税込) |
iPhoneSE(第2世代) | 7,678円(税込) | |
iPhone5/5s/5c | 5,478円(税込) | |
iPhone6/6Plus | 5,478円(税込) | |
iPhone6s/6sPlus | 5,478円(税込) | |
iPhone7/7Plus | 7,678円(税込) | |
iPhone8/8Plus | 7,678円(税込) | |
iPhoneX | イヤースピーカーに付属 | 7,678円(税込) |
iPhoneXS | 8,778円(税込) | |
iPhoneXSMAX | 8,778円(税込) | |
iPhoneXR | 8,778円(税込) | |
iPhone11 | 8,778円(税込) | |
iPhone11Pro | 8,778円(税込) |
近接センサー修理時の注意点
最後に近接センサーを修理する際の注意点をお知らせします。
iPhoneX以降のFace ID(顔認証)搭載iPhoneに関しては近接センサー部品を交換修理してしまうとFace ID(顔認証)の機能が使用できなくなってしまいます。
というのもイヤースピーカー部品には近接センサー、マイク、環境光センサー、投光イルミネーターが含まれています。
この中の投光イルミネーターは生体識別のFace IDセキュリティ機能が搭載されているので修理で部品を交換したり、そもそも断線・破損などしてしまうと顔認証の機能が失われてしまいます。
なので非正規店での修理をする際は近接センサーの機能を取り戻す代わりに顔認証の機能を失っても大丈夫なのかをよく考えなくてはいけません。
顔認証の機能も保ちつつ近接センサーの機能も回復したい場合はApple正規店での修理一択になるという事です。
ただその場合は正規店での『その他の修理』の案内になってしまうので料金は修理よりも高額になってしまいます。
下のURLからApple正規店での修理料金が確認できます
まとめ
いかがでしたでしょうか?
『近接センサー』は通話時の誤作動防止には欠かせないセンサーなので壊れたままではとても不便だと思います。
顔認証非搭載のiPhoneであればデメリット無く非正規店で修理が可能ですが、顔認証の搭載されているiPhoneに関しては非正規店での修理をしてしまうと顔認証の機能が無くなるので注意が必要です。
近接センサー修理もスマホバスターでは即日対応が可能です!
お困りの際はどうぞお気軽にご相談くださいませ。