iPhoneのカメラで撮影をしようとカメラを構えた際に画面をよく見ると黒い丸模様が所々に写っているという症状が出ている方がいます。
カメラが汚れているのかとカメラ周りを拭いたりしても取り除くことができません。
今回は修理問い合わせが意外と多いこの”カメラに写る黒い丸”の正体と対策方法をご紹介します。
カメラに写る黒い丸の正体は?
カメラに写る黒い丸の正体はずばりカメラに付着したゴミです。
「ゴミなら表面を拭けば取れるのではないか?」と思う方もいるかもしれませんが、このゴミが付着しているのはカメラに搭載されているイメージセンサーという部分になります。
カメラの内部へのゴミが影響なので表面をいくら拭いてもこの症状を解決することはできません。
画像引用:https://taisy0.com/2015/08/28/56743.html
発生原因
この症状が発生する原因として考えられる事はiPhone内部への埃などの侵入です。
iPhoneにはわずかな隙間がいたる個所にあります。
そうした部分から埃などがiPhone内部へと侵入してしまいカメラ部分に付着し症状の発生へと繋がります。
iPhone6sシリーズには防塵、iPhone7以降の端末では防水・防塵機能が備わってはいますが、この性能は端末の経年劣化やiPhoneを落としたりした際の端末のわずかな歪みで埃の侵入経路が生まれてしまいます。
またiPhoneの画面や背面が割れている方やアウトカメラを保護しているカメラレンズ部分が割れている方も埃の侵入経路となり症状発生の原因となります。
対策方法は?
①ポケット内部などの埃の清掃
iPhoneをよく入れる衣服のポケット内部の清掃を行いましょう。
②iPhoneをキレイに保つ
前述したポケットの清掃とセットの話にはなりますが、iPhoneが埃まみれになっている方は端末自体の埃を拭き取る事も大切です。
ケースを外すとiPhoneの裏面が埃まみれという方も沢山目にします。
③割れている部分は修理をする
画面が割れている、背面が割れている、アウトカメラ部分が割れているなどiPhoneに破損箇所がある場合は早急に破損箇所の修理を行いましょう。
修理を疎かにすることで破損箇所から内部へ侵入した埃がカメラ部品に付着し症状が発生してしまいます。
既に症状が起きている場合は…
カメラ撮影時に黒い丸が既に発生している方は自力でなんとかして解決することはできません。
iPhone正規修理店または非正規修理店で被害の出ているカメラの交換修理をする必要があります。
カメラの修理金額はとても高価なのでやはり症状が起きないように使用する事が一番です。
すぐに修理ができない時は撮影した写真の黒い丸が出ている箇所をトリミングしたり、加工アプリやスタンプ機能で上から隠すことでその場しのぎをする事も可能です。
皆様のiPhoneのカメラには症状は出ていませんか?
真っ白な物をカメラで撮影してまずは確認してみましょう。