iPhoneを使う上で、それまで見ていたウェブページやSNS画面が突如として消え、画面が真っ白(もしくは真っ黒)になってしまったご経験を持つ方は少なくないと思います。
俗に云う「フリーズ現象」や、Appleロゴマークが出たり消えたりする場合などは「リンゴループ」と呼ばれている現象です。
当店のお客様からもよく伺う事例ですが、電話機能も使えなくなるため非常に困ったというお話を伺います。
この現象の原因は様々ですが、いくつか例を挙げ、今後に備えて適切な対処法について詳しく説明して行きたいと思います。
Contents
iPhone画面が突如として消える原因とは?
衝撃や圧力
観光地で自撮りなどする際に、ベストなロケーションに気を取られ思わず落としてしまった…またその落下した場所が尖った岩や障害物の上だった場合、落としたiPhoneを拾い上げて愕然とした…当店に画面交換で持ち込まれる理由の第一位がこれです。
こういったケースはお客様ご自身で原因がわかっていますが、衝撃や圧力は日常の中の気づかぬ習慣にも潜んでいます。
例えば、デニムの後ろポケットに入れたまま車のシートに座ってしまった場合や、カバンの中で他の持ち物と微妙にぶつかって…など
中にはゴルフ場で予備のボールと一緒にポーチの中に入れておいたらヒビが入ってしまったというケースの報告も・・・何も危害を加えていないようでも実は原因はあるのですね。
水没
iPhoneは、モデルによって”防水”を謳っているものがあるのはご存知だと思います。
例えばiPhoneXは「IP67」という防塵、防水基準を満たしています。長くなるのでこの規格の詳細は割愛しますが、簡単にいうと「生活防水」程度の性能とお考えください。
iPhoneが防水機能を備えた時のコマーシャルは、過剰広告として後に物議を醸しましたがiPhoneの防水機能はそれほど高くはありません。
例えば、突然の雨で濡らしてしまい、指でインカメラ付近を拭ってしまったところ、白画面のリンゴループに陥り、診断したところ、カメラ機能はおろかFaceIDまで壊れてしまっていた、というケースもあります。
これはイヤースピーカーからインカメラ内部に水が入ってしまった事が原因であり、iPhoneの防水性能の局所的に弱い部分を示す例でもあります。
iPhoneの防水機能についての詳しい記事はこちら
熱暴走
最近のiPhoneに使用されている有機ELディスプレイは、それ単体ではそれほど熱に弱いという物はありませんが、それを駆動させるモジュール内部のパーツに、あまり外熱に強くない物が含まれています。
パソコン等にはケース内部が高温化すると熱を逃すファンが回り出しますが、iPhoneにはその機能がありません。
ですので真夏の車内放置やバッテリーの劣化による背面の高温化により、モジュールがエラーを起こし画面が機能しなくなる場合があります。
「熱暴走」と呼ばれる症状でもあり、早いサイクルのリンゴループなどは、これらが原因である場合を多く見受けます。
iOSに関するケース
iOSのアップデートを怠って、衝撃や水没など全くしていないにも関わらず、突如として画面が機能しなくなってしまった、という事もあります。
この場合「他の電話から電話をかけたら直った」というケースも少なく無く、深刻な故障ではなかった場合もありますがiOSによるエラーはこれだけではありませんから、日頃からなるべく最新のものにアップデートして使用する事をお勧め致します。
また、稀ではありますが、iOSのアップデート中に電源が落ちた場合に、深刻な状態に陥ってしまった、という事例もあります。
この場合、表面的な症状は画面のフリーズですが、システム内部に深刻なダメージを与える可能性がありますので注意が必要です。
バッテリー残量が心もとない状態で、家のコンセントから充電し、アップデートが開始された直後に停電してしまったなど、予期せぬ事故に遭わぬよう注意しましょう。
iOSアップデートの注意点についてはこちらをチェック!
処理能力の超過
アプリをいくつも同時起動させた状態で、データ通信料の多いゲームや、動画視聴を平行して行うなど、コアチップの処理能力を超えてしまった場合にも、画面のフリーズは起こります。
これは、コアチップの熱膨張による破損やディスプレイへの過電流を避ける為に、一時的に信号を遮断する機能によるもので、
一見、安全機能の様に思えますが、この状況下での使用は様々な弊害を孕んでおり、この機能の起動のタイミングによっては先にディスプレイのモジュールが破損してしまう場合もあります。
また同時に、バッテリーも熱により膨らんでしまい、それが基盤やディスプレイ自体を後ろから圧迫し、その結果、画面のフリーズにつながってしまうという事も考えられます。
フリーズサインの種類と対処法
リカバリーモード
黒くフリーズした画面にライトニングコネクタとパソコンのマークが表示された場合、リカバリー、もしくはDFUというモードに自動的に入った事を意味します。
iTunesの入ったパソコンに接続し初期化する事によってiPhoneを工場出荷時状態に戻す機能です。
データは全て消えてしまいますが、iPhone本体が復活する可能性が一番高いモードです。
画面全体に線が入る
まず画面に線が入ったままフリーズしてしまった場合、その線の状態によって考えられる原因を見て行きましょう。
縦線、または白い太線
この場合はソフトウェア(システム的)故障の可能性があります。
上で述べたコアへの過負荷による場合はこの症状が多く見られます。
この場合は、時間を置いて再起動をかける等の対処で復旧する場合もあります。
細かい色付き線、斜め線等
この場合はハードウェア(ディスプレイ自体やモジュール内部などの物理的)故障の可能性があります。
落下や圧力による損傷の場合に多く見られる症状です。
これらの場合は、ディスプレイ交換をオススメ致します。
白(もしくは黒)くなったまま固まる
本体が熱くなっていたり、少し膨らんで見えたりする場合に多い症状です。
ライトニングコネクタ、またはスピーカー付近に水濡れの跡があった場合は、気付かぬ水濡れによる場合が考えられます。
水濡れ箇所を下にして乾いたタオルなどの上にしばらく置くことで復旧可能な場合もありますが、水が深く入っていた
場合は復元にスピードを要します。
リンゴループ
白または黒くフリーズした画面にAppleマークが表示され、しばらくするとバッテリーとライトニングマークが点滅、また時間を置いてAppleマーク表示…このサイクルを繰り返したり、
またブルースクリーンと呼ばれる、画面が突然真っ青になってしまう症状です。
水没などに多い症状で、早急な対処が求められる場合が多い事例です。
基盤洗浄や水没デバイスの早期交換で、損傷被害をより小さくする事が可能です。
リンゴループについての詳しい記事はこちら
iPhoneが画面トラブルを起こした時は!
上記したトラブルの原因や症状、対処法をお読みいただき、これらに遭遇した場合、ご自身で対処し解決に導けるケースは非常に少ないということがお分かり頂けると思います。
試しに強制再起動をかけて、一回で復旧されれば幸運とも言えますが復旧できず、焦って何度も再起動を繰り返す行為は、少なからずシステムにダメージを与えるというリスクがあります。
また上記したリカバリーモードにおいては、iPhone本体は復旧できますが、最新の内部のデータは消えてしまいます。
内部データに関しては、Apple公式での修理に関しても完全初期化が必須条件となっており、復元した場合も最終バックアップ時点までしか戻れず、バックアップの無い大切なデータは諦めるしかありません。
画面に無数の線が入っている、再起動不能、リンゴループ、リカバリーモード表示、でもデータ大切なデータは諦めたく無い!
そんな時は、一度我々スマホバスターにご連絡ください!
リカバリーやApple公式の様に初期化せず、データの損傷なく画面トラブルの解決をお約束いたします!
また、ディスプレイ交換の場合は、純正同等品から高品質OEM品など、ご予算のご相談もお受けいたしております!
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